はじめに | 日帰りの植毛手術について

自毛植毛の日帰り手術について

「できれば、植毛したことを周囲の人に気づかれたくない」と望む人は多いでしょう。中には家族にさえも植毛について気軽には雑談できないナイーブな人もいらっしゃいます。

 

周囲にバレないためにも、自毛植毛手術の入院が長引いてしまうことはNGですよね。また、急いで手術をしてもらうことで、大きな跡が残ってしまうのもNGです。日帰りで、しかも傷跡が残らない自毛植毛はあるのかどうか解説いたします。

基本的には植毛手術は日帰りが主流

現在、ほとんどの自毛植毛手術は日帰りで行われます。

 

ダイレクト法で毛根を採取すれば、切開や縫合なども行いませんので、痛み止めで散らせる程度の痛みしか感じず、普通に自宅に帰って普通の生活を送ることができます。

 

採取する株が多いときは2日に分ける

多くの植毛専門のクリニックでは「メガセッション」と呼ばれる広範囲に移植する大容量植毛を実施しています。1回で2,000〜3,000株(5,000〜7,500本)を植毛することが可能ですので、かなり広い範囲に自毛植毛をする場合も日帰りで実施することができます。

 

ただし、採取する株が多いときや移植に時間がかかりそうだと判断されるときは、2日間に分けて植毛手術が行われます。

 

この場合でも、一度採取や移植を実施してから、半年〜1年ほど間隔を開けて2回目の採取・移植を実施することが多いですので、クリニックに泊まるということにはほとんどなりません。

 

傷跡の処置のために数日通うこともある

手術自体は1日で終わっても、傷跡の処置や移植した毛根が定着しているかをチェックするために、手術後、数日間はクリニックに通わなくてはいけないことになってしまいます。

 

通院の負担を軽減するためにも、できるだけ自宅や勤務先からアクセスしやすいクリニックを選ぶことが気楽に薄毛治療を続けるコツとも言えます。クリニックを選ぶ際には、立地にも重きをおいて下さいね。

 

さらにスピーディな植毛手術を望むなら?

日帰りとはいえ、自毛植毛手術は平均4〜5時間もの時間がかかります。一般的な植毛手術の流れと時間については、以下の表をご覧ください。

 

  ストリップ法 ダイレクト法
手術前の説明

30分

30分

毛根部分の採取

皮膚の切り取りに30分

1~2時間

毛根の選別

1~2時間

薄毛部分への移植

1~2時間

1~2時間

 

 

ロボット植毛は速い!

ストリップ法もダイレクト法も所要時間はほぼ同じです。

 

ですが、ダイレクト法で「ロボット植毛(毛根採取をロボットが行う方法)」を利用するなら、採取にかかる時間を30分〜1時間と半減することができますので、トータルの時間も3時間程度に収めることが可能です。

 

なるべく早く手術を終えたい人は、ロボット植毛も検討してみることをオススメいたします!

 

ドクターのスキルによってもスピードが異なる!

ロボット植毛を利用しない場合、毛根採取も薄毛部分への移植もドクターが手で行うことになります。人間ですから、スピードの個人差は大きくありますので、熟練した医師なら30分で終わるところを、あまり慣れていないドクターなら1時間以上かかってしまうこともあるでしょう。

 

もちろん、速ければ速いほど良いというわけではありませんし、ゆっくりしたスピードのドクターの方が丁寧な施術を行うというわけでもありません。スピードだけにこだわりすぎるのではなく、ドクターのスキルや植毛のセンスにこだわって、クリニックを選ぶようにしてください。

 

尚、ドクターのスキルや植毛のセンスは、今まで実施した実例写真を見ることで覗うことができます。カウンセリングを受けるときに、ぜひ実例写真をたくさん見せてもらい、ドクターの腕がどの程度のものなのかしっかりと吟味するようにしてください。

 

日帰り手術でも植毛する部分に傷が残ることは少ない

自毛植毛手術は、生命力のある毛根部分を採取して、薄毛治療が必要な部分に植え込む手術です。そのため、植え込む部分にはほとんど傷はつきませんので、日帰り手術で時間をかけないからと言って将来的に傷が残ってしまうということは心配ありません。

 

ただし人工毛植毛の場合はかぶれることもある

自分の毛根を移植する場合は拒絶反応が起こりにくいですので、傷跡が残ることはほとんどありません。しかしながら、人工毛植毛を実施する場合は、頭皮が人工毛を「異物」と判断するため、かぶれやかゆみ、痛みなどの反応が起こる可能性があります。

 

ひどい場合はケロイド状の跡が残ることもありますので、日帰り手術で植毛部分に傷跡を残したくないなら、人工毛植毛ではなく自毛植毛を選択する方が良いでしょう。

 

毛根を採取する部分に傷が残ることは多い

自毛植毛の移植元には傷が残ります

植え込む部分には傷跡が残りにくい自毛植毛手術ですが、毛根を採取する部分はどうしても傷はできてしまいます。これは日帰りのために急いで手術をしたからではなく、ある程度は仕方のないことなのです。

 

もちろん、スキルの高いドクターに手術をしてもらうなら数ヶ月で傷跡は見えなくなることもありますが、場合によっては広範囲に傷跡が残ってしまうことがあります。

 

傷跡が小さいのはストリップ法よりダイレクト法

毛根を採取する方法は、主にストリップ法(FUT法)とダイレクト法(FUE法)の2つがあります。

 

ストリップ法は、毛根を採取する部分の皮膚をストリップ(細長い布状のもの)状に切り取り、切り取った皮膚から毛根を採取して、薄毛治療が必要な部分に移植する方法です。

 

ストリップ状に切り取りますので、縫合する部分も大きくなり、縫合がうまくいかないときはケロイド状の傷が残ることもあります。

 

一方、ダイレクト法は、毛根を1つずつパンチと呼ばれる道具で採取する方法です。皮膚を大きく切り取ることを避けられますので、縫合する必要もなく、その分、急いで手術をしたとしても傷跡が残ることもほとんどありません。

 

ダイレクト法でも傷跡が残ることもある

ダイレクト法なら採取部分に傷跡がまったく残らないかというと、そうではありません。パンチで採取した部分が赤く腫れあがり、痒みが出てひっかいてしまうと、傷跡になって長く残ってしまうこともあります。

 

とはいえ、ダイレクト法のように縫合するのではありませんので、傷は点状に分散し、目立つことはほとんどありません。

 

毛根採取を行わない人工毛植毛

自分の毛根を採取して薄毛が気になる部分に移植する「自毛植毛」ではなく、人工的な毛髪を薄毛が気になる部分に移植する「人工毛植毛」なら、毛根採取自体を行いませんので、跡が残ることもほとんどありません。

 

しかし、自毛植毛は自分の毛根を植えるために拒否反応が起こることは滅多にありませんが、人工毛植毛は明らかに異物を植えますので拒否反応が起こり、植毛した部分が腫れあがったり痛みが生じたりすることもあります。

 

日帰り手術で傷跡が残るかどうかはドクターの腕次第?しっかりと吟味しよう

日帰り手術で傷跡が残るかどうかは、大半はドクターの腕次第と言えます。毛髪だけではなく頭皮の状態にもこだわるなら、なるべくスキルの高いドクターを選ぶようにしたいものです。

 

また、ストリップ法よりもパンチを使うダイレクト法の方が、傷跡が残りにくいということも忘れてはなりません。どうしてもストリップ法で自毛植毛をしたいという強い意志をお持ちではないのなら、傷跡が残りにくいダイレクト法を選んでみることをオススメします。