植毛手術後は大量の飲酒は控えましょう

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植毛手術を受けた後に「アルコールを摂取してもよいのか」ということを疑問に思っている方は多いでしょう。日常的にアルコールを摂取している、という方は特に気になっていると思います。

 

植毛手術を受けた直後ですが、飲酒は避けてください。特に大量の摂取は厳禁です。

 

こちらではなぜ植毛手術後にアルコールを避けるべきなのかを明らかにします。

植毛部やドナー採取部の出血を招く恐れあり

アルコールの血行促進作用が悪さをする

 

アルコールが百薬の長、と呼ばれている理由に血管の拡張作用があります。アルコールを摂取すると、体が程よくリラックスをして血管が拡張し血行が促進されるわけです。

 

その血行促進作用が、植毛に対して悪さをしてしまう恐れがあります。もちろん血行が促進されることで、植毛した毛の定着率がアップする可能性もあります。一方でマイナス面も多いので、やはりなるべくアルコールは避けなければなりません。

 

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植毛手術は、後頭部や側頭部にメスを入れることもあります。植毛する場所にはスリットと言われる切れ目も入れるのです。高層部や側頭部から毛を採取するときも出血します。スリットを入れるときも出血します。

 

植毛手術が終わった後も、しばらくは血が滲んでいるような状態になるわけです。完全に傷口が閉じるまでは出血しやすい状態となっています。

 

そのような状態のときにアルコールを摂取して血行を促進させてしまうと、出血しやすい状態となってしまいます。本来であれば手術後は患部が止血して早く傷が閉じなければなりません。しかし、いつまで経っても血が止まらなくなってしまい、傷の治りが遅くなってしまうわけです。いつまでたっても患部にかさぶたのようなものがある状態になりかねません。

 

傷がなかなか閉じないような状態になってしまうと、植毛した毛の定着るいつもダウンしてしまいます。植毛の失敗を招く可能性もあるので、植毛手術後しばらくはアルコールを飲むこと自体を控えてください。少量であればよいのでは、といった甘い考えは持たないほうが良いです。

頭皮環境の悪化を招き植毛手術の合併症を招く恐れあり

傷口が化膿してしまうこともあり得る

 

植毛手術後にアルコールを飲んでしまうと、頭皮環境の悪化を招く可能性があります。実はアルコールを飲むということは、皮脂腺を活性化させてしまうのです。皮脂の大量分泌を招くことになり、結果として頭皮に菌が大量繁殖してしまいます。

 

恐ろしいバイキンたちのイラスト、3匹の細菌、目つきが様々、頭皮に対して悪さをしてしまう厄介な存在達

そもそも我々の肌にいる菌は皮脂や汗などの水分を餌にして繁殖してしまいます、。それらの水分が大量にあると、菌はどんどんと繁殖してしまいます。思春期のお肌にニキビがたくさんできるのは、ホルモンバランスの影響で皮脂腺が活性化してニキビの菌であるアクネ菌が大量繁殖しているからです。

 

仮に、植毛手術後に大量にアルコールを飲んで皮脂腺が活性化してしまうと、頭皮に菌の餌が大量にある状態になります。菌にとっては天国のような環境となり、次々と繁殖していくのです。

 

菌の中にはお肌に負担をかけてしまうようなものもあります。炎症を発生させたり、かゆみを発生させたりするかもしれません。特に植毛手術後は頭皮に傷がある状態です。傷の内部に菌が大量に入り込んでしまうと、傷口が化膿してしまう恐れもあります。

 

仮に植毛した部位が化膿してしまえば、その周辺組織の機能も衰えてしまいます。せっかく植えた毛が定着せずに脱落してしまう、という恐れまで出てきてしまうわけです。

 

そもそも植毛直後はしばらく入浴ができません。シャワーも浴びることは出来ません。頭皮の菌を洗い流す、ということも出来ないわけです。だからこそ、頭皮環境を維持するためにも皮脂腺が活性化するようなことは避けなければならないのです。

 

アルコールによって皮脂が増える原因とは?

 

ビタミンBの減少が関わっています。

 

アルコールを摂取すると肝機能をしっかりと働かさなければなりません。アルコールは肝臓で分解されて無毒化されていくわけです。

 

その肝臓でアルコールが分解されるときに利用されている成分が「ビタミンB」なのです。ビタミンBはお肌に非常に大きな役割を果たしてくれています。皮膚の代謝を促進させるような機能があるのです。

 

ビタミンBが不足すると皮脂腺が大きくなってしまうことも分かっており、その結果として皮脂が過剰に分泌されるわけです。

 

ビタミンBを大量に摂取すればよいのではないか、と思うかもしれませんが大量にアルコールを摂取したらどんなにビタミンBを摂取したとしての意味がありません。アルコールを摂取しない、ということが大切なのです。

アルコールによる睡眠不足で毛の成長が鈍化する

アルコールは睡眠を阻害する

 

眠るためにアルコールを飲んでいる、という方は非常に多いと思います。実際にアルコールを飲んだほうが眠れるという方は多いかもしれません。

 

お酒を飲みすぎてだらしない格好になってしまっているサラリーマンのイラスト、靴下が脱げかけている、お酒だけではなくおつまみ食べ散らかしている、二日酔いも確定か

確かに、アルコールにはリラックス効果があります。副交感神経を刺激するので、適量のアルコールであれば眠れるようになります。

 

しかし、度を越えた酒量は眠りを帰って阻害してしまうことになるのです。特に、植毛の手術を受けると痛みで眠れなくなると思って大量のお酒に頼ってしまう人がいます。

 

大量のアルコールは眠りを浅くしてしまいます。実はアルコールには酸素不足を招く作用があります。健康的な人であれば、血液中の酸素の数値は98%(SpO2)となっています。その健康的な人が寝ているときの酸素の数値は90%まで下がります。しかし、アルコールを飲んで寝てしまうとそのSpO2の数値が、70%から80%まで下がってしまうわけです、

 

酸素濃度が低いということは、いわゆる無呼吸状態になってしまいます。寝てはいますが、酸素不足に体が陥っていると疲れが取れません。寝ているのに体は寝ていないような状態になってしまうわけです。

 

眠りが浅くなると植毛した毛はどうなってしまうのか?

 

定着率が下がってしまう恐れがあります

 

睡眠には様々な効用がありますが、その中でも注目すべきはストレスの解消です。寝ている時は脳がリラックス状態となるので、ストレスが解消されていくのです。

 

ストレス過多の状態になってしまうと、血管が収縮してしまいます。血のめぐりが悪くなってしまい、せっかく植毛した毛根に栄養が送られにくい状態になってしまうのです。結果として、髪の毛が根付きにくくなり、脱落を招くわけです。

 

右肩上がりで上がっているグラフ、成長を表しているイラスト、画像

植毛した毛の成長力がダウンする、といったデメリットもあります。深い睡眠のときに我々の身体の中では成長ホルモンというものが分泌されています。成長ホルモンは細胞の活性化を促すものです。

 

 

 

髪の毛も毛母細胞や毛乳頭細胞によって生えてきているわけです。仮にアルコールによって睡眠の質が悪くなっていると、植毛した毛の細胞の働きが弱まってしまいます。髪の毛の成長スピードが鈍化するようなことまで考えられるわけです。

 

※参考ページはこちら

髪の毛のための栄養素の吸収がアルコールによって妨げられてしまう

※ビタミンBについては「頭皮環境の悪化を招き植毛手術の合併症を招く恐れあり」に詳しく解説しています。

 

アルコールによって吸収が妨げられる栄養素
  • ビタミンA
  • ビタミンC
  • ビタミンD
  • ビタミンE
  • 葉酸
  • 亜鉛
  • カルシウム
  • マグネシウム
  • ナトリウム

 

ビタミンやミネラルなど、髪の毛だけではなく、身体の健康に関わる栄養素の吸収を妨げる作用がアルコールにはあるのです。植毛した毛を健やかに成長させるためには、頭皮環境だけではなく、体全体の健康も重要です。

 

アルコールの大量摂取は髪の毛のためにも避けましょう。

 

なぜアルコールによって栄養の吸収が妨げられてしまうのか?
  • アルコールによって胃や腸の栄養を吸収する細胞の働きが弱められてしまうから
  • 甘草がアルコールの分解に注力して、代謝が阻害されてしまうから
  • アルコールの利尿作用で尿として大切な栄養素も体外へ過剰に排出されてしまうから
アルコールによって吸収が阻害されてしまう栄養素と髪の毛の関係性

葉酸

血液の質をよくする、貧血の予防

ビタミンA

保湿作用

ビタミンB2

皮脂の過剰分泌を防ぐ

ビタミンB6

髪の毛の原料になる

ビタミンB12

毛母細胞や毛乳頭細胞を活性化する

ビタミンC

ビタミンEの吸収を促進する

ビタミンE

血行を促進する

アルコールによって吸収が阻害されてしまう成分は、髪の毛を作るために欠かせない血行促進作用、さらに頭皮環境改善作用を持っているものなのです。

 

特に植毛した毛に重要な役割を果たしてくれるのがビタミンB12です。細胞の活性化作用があるので、植毛した毛根の毛乳頭細胞や毛母細胞の働きを高め定着しやすくしてくれるわけです。

 

仮にアルコールを大量に摂取しビタミンB12 が体内に少なくなってしまえば、植毛した毛の細胞の働きが衰え髪の毛を生やさなくなってしまうかもしれません。

過度のアルコール摂取は再度の植毛手術を招く危険性あり

男性型脱毛症を促進させる飲酒

 

植毛手術後にアルコールを定期的に飲む習慣をやめないと、男性型脱毛症(AGA)が更に進行する可能性が出てきます。

 

男性型脱毛症には、ジヒドロテストステロン(DHT)という物質が大きく関わっているのです。ジヒドロテストステロンは、男性ホルモンのテストステロンと酵素の5αリダクターゼが結合することによって生み出されます。

 

問題はアルコールが肝臓で分解されるときに、「アセトアルデヒド」という物質が発生してしまうことです。アセトアルデヒド自体は有害な物質なのですが、実はジヒドロテストステロンを増加させる作用があることがわかっているのです。

 

前頭部から頭頂部まで禿げ上がっているサラリーマン男性のイラスト、スーツを着ている、ネクタイを締めている画像

植毛をするということは、あなた自身は男性型脱毛症の遺伝を持っていると考えられます。

 

そのような方が大量に飲酒をして、さらにジヒドロテストステロンを増やしてしまえば、さらに広範囲に渡って薄毛になってしまう恐れが出てきてしまうわけです。

 

たとえば前頭部を植毛したら、前頭部の薄毛は心配ないかもしれません。しかし、今度は頭頂部が禿げ上がってしまい、そちらも植毛しなければならない状況も出てきてしまうのです。

 

短いスパンで次々と植毛しなければならず、金銭的な問題が発生してしまう恐れもあります。また植毛できる本数にも限りがあるので、植毛では対処しきれなくなる可能性も出てきます。

アルコールによる糖分の過剰摂取で植毛した毛に問題が生じることも

頭皮環境の悪化と血流の悪化の可能性あり

 

アルコールはどのような原料で出来ているでしょうか。

お酒の原料その1 穀物類(米や麦など)
お酒の原料その2 イモ類
お酒の原料その3 果実類

上記のような原材料には糖分が含まれているわけです。要はお酒を飲むことで、我々は糖分も一緒に摂取していることになるのです。その糖分が植毛した毛に対して悪さを働いてしまいます。

 

糖分を過剰摂取してしまうと、血液中の脂肪が増えてしまいます。皮脂の分泌が過剰になってしまい、毛穴が詰まってしまうのです。皮脂が毛穴につまると菌の繁殖を招き、毛穴の周辺が炎症をおこして髪の毛の成長を阻害します。

 

薄毛で太った男性のイラスト、お腹周りの状態を気にしているようdす、白いランニングを着ている、バーコードハゲにしている、すだれのような感じ

糖分を摂取しすぎると肥満を招きます。お酒をよく飲む方はお腹が出ていることも多いでしょう。

 

肥満になると、血行が悪くなります。高血圧のような状態にもなってしまうわけです。髪の毛は血液によって栄養が送られて生えてくるので、血行不良は薄毛を招きます。植毛した毛の成長も阻害してしまうのです。

 

アルコールの摂取で食欲を増すケースも有る

 

アルコールを摂取して酔いが回ってくると食欲もアップします。胃や腸の血行が促進されるので、どんどんと食べられるような感覚に陥ってしまうわけです。

 

知らず知らずのうちにドカ食いをしてしまい、さらに体内に糖分を摂り込んでしまうことになりかねません。