自毛植毛のほうが安全性の面からもおすすめです

悩んでいる人のイラスト、スリーディー系ポリゴン系のイラスト、大きなはてなマークが描かれている、ダンボールのような質感あり

植毛は大きく分類すると、2つの方法があります。自毛植毛と人工毛植毛です。

 

自毛植毛と人工毛植毛のどちらのほうがおすすめなのか、ということを疑問に思って詳しく知りたい方はかなりたくさんいると思います。どちらのほうがおすすめなのか、ということですが圧倒的に自毛植毛のほうがおすすめなのです。

 

安全面という観点からも自毛植毛に軍配が上がります。

 

こちらではなぜ人工毛植毛よりも自毛植毛のほうが良いのか、ということを明らかにしていきます。

頭皮が損傷してしまう可能性あり

人工毛植毛は炎症する確率がかなり高い

 

人工毛植毛の場合は、自分の毛ではないものを頭皮に埋め込んでいくことになります。要は、人体にとって異物が体内に入ってくることになるので、免疫システムが反応してしまいます。

 

風邪をひくと熱が出るのでも分かるように、体内に菌やウイルスが入ってくると熱で対処しようとします。それはお肌も同じことであり、異物が皮膚に入ってくれば炎症や腫れといった症状を出すことになるわけです。

 

人工毛植毛をすると、自分の毛ではないものが体内に入り込んでくるので免疫システムは排除しようとします。その排除しようとする一つの方法が前述した炎症なのです。そして腫れなのです。

 

頭皮に問題が発生してしまい頭を抱えている女性のイラスト、かなりつらそうにしている、痒みがあるのか?それとも痛いのか?

お肌に炎症やはれが起きてしまうと、そこから雑菌が入り込んでしまう可能性もあり、せっかく人工毛を植え込んでいたのに、脱落してしまいます。

 

人工毛植毛は単にお肌に問題がこるだけではなく、植毛した毛まで脱毛させてしまう恐れがあるからこそおすすめできないわけです。

 

自毛植毛の場合、炎症は起きないのか?

 

炎症が起きる可能性はあります。しかし、そのリスクはそれほど高いとはいえません。

 

今回問題にしているのは、免疫システムによる炎症です。人工毛植毛は、異物である人工毛を植毛することで将来的に抜けてしまうわけです。

 

一方で、自毛植毛は自分の髪の毛を植えることになります。ですから異物を皮膚に植え込んでいくわけではありません。免疫ステムの過剰な反応による炎症は起こらないわけです。

 

  • 自分の毛を植える自毛植毛・・・免疫システムが作動しにくい
  • 人工の髪の毛を植える人工毛植毛・・・免疫システムが作動しやすい

 

上記のような特徴がある、ということはしっかりと覚えておきましょう。

 

人工毛植毛は一定期間ですべての毛が抜けてしまう

自毛植毛は定着すれば半永久的に生え続けてくれる

 

植毛した毛がどのようになるのか、という部分を考えてみても、人工毛植毛よりも自毛植毛のほうが有利と判断できます。

 

自毛植毛の場合は、自分の髪の毛を植えることになります。その髪の毛は定着さえしてしまえば、すっと生え続けてくれるわけです。要は、植えた髪の毛に関してはメンテナンスフリーというわけです。

 

継続と書かれている、毛質のような筆記体である、達筆、書道のような文字

人工毛植毛に関しては、自分の髪の毛ではありません、植えたとしても長さは変化ないわけです。自分の毛は長くなりますが、人工毛の長さはそのままとなるのでアンバランスな状態になってしまうわけです。

 

特に大きな問題となってくるのが、定着という部分です。

 

  • 人工毛植毛・・・数年間ですべての毛が抜けてしまう
  • 自毛植毛・・・80%から90%は定着してくれる

 

人工毛植毛に関しては、前記した免疫システムが関わってきます。自分の毛ではないので免疫システムによって排除されてしまうわけです。

 

一方で自毛植毛に関しては、自分の毛なので定着すれば免疫システムによって排除されることはありません。ずっと生え続けてくれることになります。

 

自毛植毛の定着率ですが、以前は70%から80%程度とされてきました。しかし、最近では植毛手術の技術力も向上し、80%から90%、さらには95%とまで言われるようになったのです。

 

薄毛が進行したら自毛植毛した毛も脱毛してしまうのでは?

 

その可能性は限りなく低いです。

 

植毛をする方のほとんどが男性型脱毛症(AGA)による薄毛の対策として自毛植毛を選択しています。

 

男性型脱毛症は、前頭部と後頭部の毛根に対して影響をあたえるものです。

 

自毛植毛で利用することになる、側頭部や後頭部の毛根に対してはほとんど作用しないのです。ですから、植毛した毛が男性型脱毛症によって脱毛してしまう、といった可能性は限りなく低いです。

 

費用も自毛植毛が有利

人工毛植毛は長い目で見ると費用がかさんでしまう

 

億万長者にもなれそうなおかね、ドルマークが描かれている、袋の中には金貨が入っているのだろうか?それともドル紙幣が入っているのだろうか?

短いスパンで考えると、自毛植毛よりも人工毛植毛のほうが安上がりです

 

しかし、人工毛植毛は同じ部位に対して継続的に植毛していかなければなりません。

 

自毛植毛の場合は、たとえば頭頂部に植毛した場合には、植毛した毛は今後もずっと生え続けます。要は、植毛した部位のケアは今後必要ない、ということになるわけです。

 

一方で人工毛植毛に関しては、1年間程度で半分程度が脱毛してしまうとされています。数年間で全部の毛が抜けてしまうので、多くの方は1年毎に植毛を繰り返していくことになるのです。

 

1回1回の植毛費用は自毛植毛のほうが高いです。しかし、長期的に考えると人工毛植毛のほうが費用的にも圧倒的に不利になります。

 

人工毛植毛と自毛植毛の費用をシミュレーション

植毛方法

約3,000本植毛した場合の費用(1回あたり)

人工毛植毛

780,000円程度

自毛植毛

1,640,000円程度

 

植毛方法

約3,000本の植毛を10年かに維持するためにかかる費用

人工毛植毛

3,900,000円

自毛植毛

1,640,000円程度のまま

人工毛植毛は2年に13,000本の植毛をしたケースで算出
※人工毛植毛の費用はニドークリニックを参考にしました
※自毛植毛の費用はアイランドタワークリニックを参考にしました

 

自毛植毛のケースは3,000本を植毛したら、その毛はずっと生え続けてきます。再度の施術を受けて維持する必要はありません。

 

人工毛植毛に関しては、1年から2年に1回の間隔で施術を継続して行っていかなければなりません。毛量を維持できないからです。

 

人工毛植毛の場合はどんどんと費用がかさんでしまい、仮に20年間や30年間毛量を維持しようとなると、莫大な費用がかかってしまう恐れもあるわけです。

 

自毛植毛は髪型が自然に見えやすい

人工毛植毛は髪型が不自然になる恐れあり

 

自毛植毛の場合は自分の髪の毛が生えてくることになるので、髪の毛自体が自然に見えるのです。毛の色や太さなども自分の毛なので特に悪目立ちするようなことはありません。

 

人工毛植毛は自分の髪の毛の色や太さに似せたものを利用するのですが、最大の弱点があります。それは髪の毛が伸びない、という部分です。

 

植毛した部分の毛の長さはいつも一定となってしまい、たとえば側頭部や後頭部はしっかりと伸びていくるわけです。髪の毛がアンバランスとなってしまい、髪型にも大きな影響を与えてしまいかねません。

 

髪型を維持するためには特殊な美容室も必要になる

 

とても浮かれている美容師のイラスト、こんな人に髪の毛を切ってもらうということにも不安を感じてしまいそう

仮にあなたが人工植毛をしたことを知らない美容師さんに髪の毛を切ってもらうようなことになれば、人工毛を短く刈り込まれてしまうかもしれません。

 

人工毛植毛に関してしっかりと理解している美容室を利用し続けなければならない、といった制約も人工毛植毛にはあるわけです。

 

一方で、自毛植毛に関してはそういった制約は一切ありません。どの美容室を利用しても問題ないのです。ただし、髪の毛を短くしすぎると傷跡が目立ちやすくなるなどの問題も出てくるので注意しましょう。

日本皮膚科学会による人工毛植毛と自毛植毛の評価に注目

自毛植毛のほうが高く評価されている

 

日本皮膚科学会では、男性型脱毛症診療におけるガイドラインを出しています。そちらでは、男性型脱毛症治療のさまざまな方法について評価を下しているのです。その評価の中には植毛も入っています。

推奨度

男性型脱毛症の治療方法

A

ミノキシジル外用薬

A

フィナステリド内服薬

B

自毛植毛術

C1

塩化カルプロニウム外用薬

C1

T-フラバノン配合育毛剤

C1

アデノシン配合育毛剤

C1

サイトプリン・ペンタデカン配合育毛剤

C1

ケトコナゾール

C2

セファランチン配合育毛剤

D

人工毛植毛術

 

※参考ページはこちら

 

 

Aが最も評価が高く、次いでB、さらにC1とC2が続き、最も低評価なのがDというわけです。

 

自毛植毛に関しては「B」という評価となっています。

 

日本皮膚科学会では、

「フィナステリド内服やミノキシジル外用による効果が十分でない症例に対して、他に手段がない状況,国内外における膨大な診療実績,また患者の病悩を考慮し,委員会としては十分な経験と技術を有する医師が行う場合に限り,推奨度B として推奨する」

と評価しています。

 

一方の人工毛植毛の評価はDとなっていますが、評価は以下のとおりです。

「(人工毛植毛は)有害事象に関しては看過できないものがある.それゆえ,現時点では日常診療において使用しないよう勧告する」

と評価しています。

 

人工毛植毛に関しては、多数の副作用が確認されているのでおすすめできない、としているのです。そもそも育毛先進国であるアメリカでは人工毛植毛は全面的に禁止されています。あまりに危険性が高いからです。